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大躍進を遂げたドラマ制作会社Studio Dragonの謎に迫る

Studio Dragon(スタジオドラゴン株式会社)は、【愛の不時着】や【サイコだけど大丈夫】などの大ヒットドラマを連発している韓国のドラマ制作会社です。
今回はその大躍進の謎に迫ります。

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沿革

  • 1953年
    サムスングループ初の製造業となる第一製糖工業株式会社(現CJ Group)設立
  • 1993年
    サムスングループと分離
  • 1995年
    スティーブン・スピルバーグ監督らが設立するドリームワークスに3億ドル投資
  • 2011年
    CJグループの子会社として総合エンターテイメント事業CJ ENM株式会社設立
  • 2016年5月
    CJ ENMのドラマ事業部門としてStudio Dragon株式会社設立
  • 2017年
    韓国KOSDAQ市場に上場
  • 2019年11月
    Studio DragonはCJ ENMと共にNetflixとMOU(Memorandum of Understanding)を締結し、3社共同でコンテンツを制作・供給していくことを発表。

第一の転機:ドリームワークスに巨額な資金を投資

CJ ENMは1995年にドリームワークスに3億ドルという巨額な資金を投資しました。
砂糖を中核とした食品会社が、エンターテイメント事業に投資することに社内からも相当な反対があったそうです。
しかも、3億ドルは当時のCJグループ年間売り上げの2割ほどで、決して安い買い物ではありませんでしたが、これによりドリームワークス映画のアジアの配給権を獲得しコンテンツ事業の礎を築きました。
この投資契約の裏にいたのは、サムスン創業者を祖父に持つCJグループ副会長の李美敬(イ・ミギョン)です。
映画パラサイトのアカデミー授賞式で、受賞のコメントを求められた小柄な韓国女性です。

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イ・ミギョンは、アメリカのハーバード大学大学院に留学していた頃、韓国に対して持たれていた侮蔑的認識に接し「素晴らしい韓国の文化コンテンツを基に、外国人に韓国を正しく認識してもらわなければならない」という志を持つようになったそうです。

世界最大のエンターテイメント大国アメリカのドリームワークスに投資することで、映画の配給、マーケティング、財務・管理などのノウハウを学べることは、当時映画産業が発達していなかった韓国にとって大きな見返りとなりました。
とは言え、一朝一夕とはいきませんでした。
しかし、その間も人材を育て上げ、様々な苦節を乗り越え、25年近い歳月の後に【パラサイト 半地下の家族】がアカデミー賞で作品賞など4冠を受賞する快挙を成し遂げたのです。

こうして韓国を代表するエンターテイメント企業となったCJ ENMのドラマ部門が独立する形で設立されたStudio Dragon。
今では、優秀なディレクターや脚本家などが総勢226人在籍し、映画レベルの製作費を投じて年間30本もの大作ドラマを制作しています。

第二の転機:Netflixと戦略的パートナーシップを締結

ご存知、190ヵ国以上で1億5800万人を超える有料メンバーをかかえる世界最大級の動画配信サービスNetflix。

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2019年11月、CJ ENMとStudio DragonはNetflixと複数年に渡るコンテンツ製作および配信合意を目的とした、戦略的パートナーシップを結びました。

これまでは、Netflixに対して単発的に放映権を販売してきましたが、この契約により2020年1月1日から3社共同でコンテンツを制作し、21本以上(年間7本)の作品をNetflixに供給もしくは制作協力することになったのです。
2019年12月時点でNetflixはStudio Dragonの株の4.99%を保有し、CJ ENM(58.18%)に次ぐ大株主になりました。
Netflixが提供する世界最大級のプラットフォームと制作費を考えれば、Studio Dragonにとってこの上ない条件なのでしょう。
その証拠に、Studio Dragonの2020年売上高は5257億ウォン(約500億円) で、歴代過去最高を記録しました。 

制作ドラマ

  • アスダル年代記(2019年)
  • 恋愛ワードを入力してください~Search WWW~(2019年)
  • 医師ヨハン(2019年)
  • 僕を溶かしてくれ(2019年)
  • 恋するアプリ Love Alarm(2019年)
  • 自白(2019年)
  • ファイティン♡ガール!〜Miss Lee〜(2019年)
  • 走る調査官(2019年)
  • ブラックドッグ ~新米教師コ・ハヌル~(2019年-2020年)
  • 愛の不時着(2019年-2020年)
  • 見た通りに話せ(2020年)
  • 愛しのホロ(2020年)
  • ハイバイ、ママ!(2020年)
  • 一度行ってきました(2020年)
  • ザ・キング:永遠の君主(2020年)
  • メモリスト(2020年)
  • 花様年華~人生が花になる瞬間(2020年)
  • オー!マイベイビー(2020年)
  • (知っていることはあまりないけれど) 家族です(2020年)
  • 悪の花(2020年)
  • 青春の記録(2020年)
  • 九尾狐伝(朝鮮語版)(2020年)
  • Sweet Home〜俺と世界の絶望〜(2020年)
企画
  • ロマンスは別冊付録(2019年)
  • 真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~(2019年)
  • 彼はサイコメトラー(2019年)
  • 憑依 ~殺人鬼を追え~(2019年)
  • アビス(2019年)
  • 君を守りたい2(2019年)
  • ボイス3 ~112の奇跡~(2019年)
  • ウォッチャー 不正捜査官たちの真実(2019年)
  • ホテルデルーナ~月明かりの恋人~(2019年)
  • ミスター期間制(2019年)
  • 君のハートを捕まえろ!~Catch the Ghost~(2019年)
  • 走る調査官(2019年)
  • 彼女の私生活(2019年)
  • 恋愛ワードを入力してください~Search WWW~(2019年)
  • サバイバー: 60日間の大統領(2019年)
  • 謗法~運命を変える方法~(2020年)
  • ルーガル(朝鮮語版)(2020年)
  • サイコだけど大丈夫(2020年)
  • 秘密の森2(2020年)
  • ミッシング:彼らがいた(2020年)
  • スタートアップ: 夢の扉(2020年)
  • 昼と夜(2020年-2021年)
  • 悪霊狩猟団: カウンターズ(2020年-2021年)
  • 女神降臨(2020年-2021年)
  • Mr. Queen(2020年-2021年)
  • ヴィンチェンツォ(2021年)
  • TIMES(2021年)