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【韓国俳優】兵役免除になった俳優4人の事情

韓国のすべての成人男性には、一定期間軍隊に所属し国防の義務を遂行する「兵役」が課されています。
もちろんアイドルや俳優も例外ではありません。
満18歳から徴兵の対象者となり、特別な理由がないかぎり満28歳になるまでに入隊しなければならない兵役。

今回は、その特別な理由により兵役免除となった俳優4人の事情を紹介します。

兵役免除になった俳優4人の事情

兵役免除になった俳優キム・ウビン

兵役免除|キム・ウビン

アジアを中心に圧倒的人気を誇る若手俳優キム・ウビンは、新韓流四天王の一人とも呼ばれています。

これから活躍が期待されていた2017年5月、上咽頭癌を患い治療に専念するため活動を休止すると突然の発表がありました。

チェ・ドンフン監督の映画「盗聴」に出演が決まり、撮影の準備中だったキム・ウビン。
以前から体調の異変を感じていて、撮影が始まる前にと受けた検査で見つかった癌でした。

2017年7月で満28歳となるタイミング。
兵役逃れに対して過敏な韓国では
「キム・ウビンが軍隊免除を受けようとしている」
「軍隊に行く時になると都合よく病気になる」
などの声も上がりましたが、病気を心配し治療を応援する声が上回りました。

2018年1月所属事務所より
『懲役のための再検査の結果、6級判定を受け兵役不可となりました。』
と発表があり、兵役免除になったことが明らかになりました。

2015年に交際を認めた彼女のシン・ミナは、所属事務所を通してコメントを出しました。

キム・ウビン、シン・ミナ結婚間近
「キム・ウビンの治療がうまくいくようにサポートしている。」
このコメントの通り、病院に付き添う姿がSNSに度々上がりました。

そして、3年間の活動休止を終え2020年4月に仕事復帰しました。
2021年の映画『外界+人』が俳優復帰作となります。

 

兵役免除になった俳優ソ・イングク

兵役免除|ソ・イングク

2009年、Mnetの歌唱コンテスト『スーパースターK』に出場し、72万人の頂点に立ち歌手デビューを果たしたソ・イングク。

2011年9月にはオーディションを受け、KBSドラマ『ラブレイン』の出演を獲得し俳優としてもデビューしました。

2017年3月、兵役リミットぎりぎりの30歳で京畿道漣川郡5師団新兵教育大隊に入隊しましたが、骨軟骨病変のため帰宅命令が下されます。
その後、3回にわたる再検査の末、5級戦時勤労役兵役処分を受け兵役免除となります。

以前から足首の痛みを感じていたのに、入隊前になんの処置もしなかったのは兵役逃れのためだ。
などとバッシングを浴びることになります。

ソ・イングクは帰宅命令を受けた4か月後、ファンサイトに兵役免除に対する心境を綴りました。
そこでは、まさか軍を出ることになるとは思わず、自分の準備不足を謝罪。
俳優そして歌手として堂々と現役で入隊したかったし、国防の義務を遂行したかったです。
と気持ちを語りました。

 

兵役免除になった俳優チョ・ジョンソク

兵役免除|チョ・ジョンソク

2004年ミュージカル『くるみ割り人形』で舞台デビュー。
2011年にキャンパスドラマ『What's Up』でドラマデビューを果たしました。

チョ・ジョンソクのお父さんは、ジョンソクが大学に入学する前の2000年に亡くなっています。
そのため、お母さんを扶養しなければならなくなり、兵務庁に免除を申し込みました。
兵務庁は通帳と個人財産、税金など財政状況の調査を行い、ジョンソク以外にお母さんを扶養する人がいないことを認めて兵役免除判定を下しました。

その後、チョ・ジョンソクは学資を受けながら大学へ進学しましたが、経済的な理由で中退しました。

 

兵役免除になった俳優ユ・アイン

兵役免除|ユ・アイン

2013年、映画『カンチョリ』の撮影中に右肩の筋肉が破裂する負傷を負ったユ・アイン。
その検査をしている中で、肩の回旋筋腱板の関節に骨腫瘍が見つかりました。。

所属事務所のUAAによれば、骨腫瘍は悪性ではなく良性で、定期的に病院に通う必要はなく、日常生活を営む上でも影響はないとのことでした。

その後「ユ・アインは既存の疾患により2017年6月27日、兵務庁から“現役志願活用不可”兵役免除の判定を受けました。」と公式コメントを発表しました。

兵役免除になるまで、ユ・アイン さんは「必ず兵役義務を果たす」と熱意を見せていましたが、結局兵役免除となってしまって、世間から「兵役逃れ」というバッシングを受けました。

兵役免除後、体調を優先して仕事を休んでいたユ・アイン。

約2ヶ月間の休業期間を経て、2017年9月に復帰しました。
ユ・アインさんの復帰作は映画『BURNING』。

この映画は、村上春樹の短編小説『納屋を焼く』を原作としたミステリー作品で、ユ・アインは主人公の鐘守役を演じました。

そして、映画『BURNING』での演技が高く評価され、ニューヨーク・タイムズの「2018年最高の俳優12人」に選ばれました。