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名門大卒でも就職できない韓国学生を待ち受ける試練

大学生がインターンの職場で苦労したり、大学を卒業したのに就職が決まらず悪戦苦闘する場面。
韓国ドラマでよく見ませんか?

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日本では、大学3年頃から就職活動を始め、ほとんどの学生は大学を卒業する時点で企業から内定をもらっています。
日本の2020年度大学卒業者の内定率は96%!
これでも、コロナ禍の影響で前年より2ポイント下がっているそうです。

一方、韓国では例年60%程で、コロナ禍の現在は5割を下回っています。

 

名門大学卒でも厳しい韓国の就職事情

韓国は「名門大学に入って大企業に入ることが成功」と言われるほど学歴社会。
名門大学に入るために、幼い頃から塾の掛け持ちは当たり前の勉強漬けの毎日を送ります。
特にSKYと呼ばれる韓国最難関の、ソウル大学(S)、高麗大学(K)、延世大学(Y)に入ることが成功への近道と言われています。
そして、念願叶って名門大学に受かってもそれで終わりではありません。

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大学一年から始まる就職活動

韓国で大企業に就職するためには、名門大学の学歴だけでは不十分で「スペック」と呼ばれる実績が必要だといいます。
過酷な受験戦争を勝ち残った大学生は、ひと息つく暇なく入学早々から「スペック」を積む試練が始まります。
就職活動で評価される「スペック」には、主に次のようなものがあります。

  • 学歴(どの大学を卒業しているか)
  • 英語力(TOEFLなどでのスコアの高さ)
  • 成績(大学での成績は優秀か)
  • 企業でのインターンシップ
  • 海外経験(留学などの経験があるか)
  • 学外での活動(NGO活動の実績など)

このスペックを積む為に、大学を休学する学生も多くいます。
そもそも、男子学生の9割が在学中に兵役につくため休学する韓国。
女子も5割を越す生徒が、資格取得や留学などスペックを積む為に休学しています。
その為、大学卒業時には英語ペラペラな上、専門資格で武装された高スペックに仕上がっています。
それでも大企業に就職するのは難しいのはどうしてでしょう。

 

大企業への道は超狭き門

韓国の2020年の現役の大学・短大への進学率は72.5%にも昇ります。
日本の大学・短大への進学率は58.6%なので、韓国は日本を大きく上回っています。
大卒者数で比較しても、日本は57万人、韓国は66万人です。

一方で、韓国で大企業と定義される企業の数は2,391社、日本は1万1,000社です。
単純に考えて、韓国で大企業に就職することがどれ程難しいかが分かります。

それでも若者が大企業を目指すのは、大きな賃金格差のためです。
大企業と中小企業の1か月の平均賃金を見てみると、倍以上の開きがあります。

 大企業 515万ウォン(約49万円)
 中小企業 245万ウォン(約23万円)

韓国経済は大企業に大きく依存しているので、日本のように安定した業績を維持している中小企業が少ないことが要因です。

そのため、韓国では就職希望が大企業に一極集中してしまいます。
世界的企業のサムスンやLGなどの超大手企業では、倍率が800倍を超えることもあるそうです。

こうした就職難に喘ぐ学生を、日本を始めとした海外企業が積極的に受け入れ始めています。
特に、ソニーや日産などの日本の大企業が韓国の就職フェアに参加し、学生から人気を集めています。
これからの日本の学生は、磨き上げられた高スペックの韓国学生と就職活動を戦うことになりそうですね。

 

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