まったく違う恋愛観を持つ4人の男女が、銀行の支店という狭い空間で繰り広げるラブストーリードラマ【愛と、利と】。
仕事ができる人、出来ない人、気の合う人、合わない人、育った環境も年代も違う人達が会社の利益のために一つの職場に押し込められる。
そんな環境では良くも悪くもドラマが生まれるものです。
私たちの身近でも起こりうる、そんな親近感を持って楽しめるドラマではないでしょうか。
【愛と、利と】あらすじ・人物相関図・キャスト紹介
- 【愛と、利と】あらすじ・人物相関図・キャスト紹介
出典:JTBC公式サイト
ドラマ【愛と、利と】概要
原題:사랑의 이해(英題:The Interests of Love)
演出:チョ・ヨンミン
原作:イ・ヒョクジン『愛の理解』(小説)
エピソード:全16話
放送局:JTBC(毎週水木曜 22:30~)
放送開始:2022年12月21日
ドラマ【愛と、利と】あらすじ
創立62周年を迎えたKCU銀行ヨンポ支店。
江北と江南の境界、金融街と市場の境界に位置するこの銀行に勤務するハ・サンス、アン・スヨン、パク・ミギョン、チョン・ジョンヒョンは社内恋愛中だ。
彼らの愛はおとぎ話や映画の中の物語のように美しいだけではない。
それぞれの理由で悩み、揺れ動き、時には逃げたくなる。
愛に苦労しながらも完璧な愛を求め、本当の愛の意味を理解していく。
ドラマ【愛と、利と】人物相関図
出典:JTBC公式サイト
ドラマ【愛と、利と】キャスト
ユ・ヨンソク(ハ・サンス役)
出典:JTBC公式サイト
KCU銀行ヨンポ支店総合相談チーム3年目係長
愛は状況に依存する変数ではなく定数だ。
どんな状況下であっても、一定の値を維持する必要がある定数。
率直だが冷たくも無情でもない。
発する言葉はユーモラスで温かくもある。
お世辞や言い訳もない。
ただ、自分に課せられた仕事をこなすだけ。
しかし、恋に落ちたハ・サンスは違った。
心が揺れ、落ち込み、後悔して、頭を抱えて感情と闘っている。
そんな風にさせたのは…
ムン・ガヨン(アン・スヨン役)
出典:JTBC公式サイト
KCU銀行ヨンポ支店預金窓口4年目主任
愛は海辺の砂の城。
綺麗で輝いているけれど、その中には住めない。
慎重に築き上げても、一瞬で壊れることもある。
スヨンは銀行ではいつも微笑んでいる。
気分が良い時も、強く見せたい時も、泣きたい時も、銀行では決して仮面を脱がない。
傷は弱点だとずっと前に悟ったから。
そのはずだったのに…硬いだけだったスヨンの心が揺さぶられる。
クム・セロク(パク・ミギョン役)
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KCU銀行ヨンポ支店PBチーム代理
愛は体温です。
熱く燃えなくてもそばにいるのが当たり前で、どんな瞬間にも私を暖かくしてくれる。
明るく、陽気で、賢くて強い、他人を気遣うことはなく自分の感情に率直な女性。
生まれた時から金持ちに囲まれて育ったので、その習性は分かっている。
だから、VIPが相手であっても気後れすることなく業績をあげてきた。
ミギョンは、欠点がないことが唯一の欠点である。
チョン・ガラム(チョン・ジョンヒョン役)
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警察官を夢見る学生
愛は希望があるかの如く振る舞わなければならない責務だ。
高校へ行く道を選択し、生活のためにKCU銀行警備警察に就職した。
日中は働き、夜は必死に勉強した。
今の生活をより良くしたかった。
そしてKCU銀行への初出勤の日、彼女に会った。
ムン・テユ(ソ・ギョンピル役)
出典:JTBC公式サイト
KCU銀行ヨンポ支店総務課3年目係長
愛は、愛をただ与えるだけだ。
サンスとは大学、大学院、銀行まで共にした親友だ。
見た目はだらしないほど無頓着だが、彼の本当の姿は謎。
複雑で気まぐれな性格だ。
KCU銀行ヨンポ支店
チョン・ジェソン(ユク・シギョン役)
出典:JTBC公式サイト
支店長
小規模の顧客は相手にせず、優良顧客だけを相手にして大きく成績を上げてきた。
そうする事で評判が評判を呼び更なる優良顧客が集まる。
上層部からはウケが良く、部下からも慕われる好循環が続いている。
しかし、全てが満足いくものではない。
人事評価を口実に服従させ、士気を高めるためと言い旅行代理店と手を握る。
それらは社員のためではなく自分のためだ。
イ・ファリョン(ノ・テピョン役)
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副支店長
わずかな年の差のユク支店長に頭を下げなければならないのは、彼にとって辛いことだ。
目の前に支店長がいると、本能的に頭を下げてしまう可哀想な人物。
実際、彼は愛しか知らないロマンチストだった。
貧しい女性と結婚し、貧しい生活を送っていた。
飲み会のたびに『愛だけで結婚しちゃダメだ』と言っているが、仕事帰りには妻の好きの食べ物を買って帰る。
パク・ヒョンス(イ・グイル役)
出典:JTBC公式サイト
総合相談チーム長
何よりも自分の幸せを大事に思う40代男性。
親兄弟はグイルの助けなしに生活できているので、これからもこの生活水準を維持するには妻子を持たないことが何よりも重要。
卑屈に生きるノ・テピョンを見るたびに安堵のため息をつく。
マ・ドゥシク(キャスト:イ・シフン)
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総合相談チーム代理
人間拡声器。
頭にあるはずの脳が食道の先端に付いているせいで、考えてから言葉を発することができない。
まるで4歳児のように、人の気に触ることをよく言う。
高らかに威張り散らし、上にはおべっかを使う人物だが、意外にも臆病で繊細だったりもする。
ヤン・ジョア(ソ・ミンヒ役)
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預金窓口チーム長
銀行では経験豊富なチーム長だが、家ではヤンチャな息子二人を育てるワーキングマザーだ。
銀行の仕事には慣れているが、子育てはどうも性に合わない。
ジョイン(ペ・ウンジョン役)
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預金窓口チーム係長
ナイフのように突き刺し、容赦はしない。
窓口に座っていても、私の前には来てくれるなと客に無言の圧力をかける。
彼女の目の前で番号札を取った客が病人であったとしても。
しかし、彼女は卑屈でも頑固でもない。
一貫して公平であり、彼女なりの信念を持っている。
オ・ドンミン(ヤン・ソクヒョン役)
出典:JTBC公式サイト
総務課代理
裕福な家庭に育ち、その事を誇りに思っている。
ハ・サンス、ソ・ギョンピルと共にヨンポ支店の中心メンバーとして活躍している。
水洗トイレのある家の長女と情熱的な恋愛をしたが、結婚の話が進むにつれ階級の違いを思い知った。
オ・ソヒョン(キム・ジユン役)
出典:JTBC公式サイト
総務課主任
ヨンポ支店の実質末っ子。
1年目らしく清く自信に満ち溢れていたが、毎日ミスの連発。
顧客の間でもヨンポ支店の危険人物として知られている。
その他の人々
ソ・ジョンヨン(ハン・ジョンイム役)
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サンスの母、エステティック代表院長
巨額の借金を残し夫が死んだ。
その後、安定的だと思った日常のすべてが崩れた。
悲しむ間もなく、息子サンスをカンナムの学校に入れるために全力を注いだ。
夫が死んだ後、サンスが大きな心の支えだったが、息子の負担にならないよう、あえて距離を置いた。
サンスがどんな選択をしても、一歩後ろで温かく見守る母親。
パク・ミヒョン(シム・ギョンスク役)
出典:JTBC公式サイト
スヨンの母
穏やかで、慈悲深く、人の毒になるような人ではない。
しかし、子供たちのためであれば、どんな辛い生活も耐えられる人。
若くに結婚したが、海外でフォークリフト技師として働く夫はほとんど家にいなかった。
寂しかったが、子供たちはすぐに大きくなり、入ったお金はすぐに出て行く。
夫を恋しがっている時間は、彼女にとって贅沢な時間だった。
パク・ユニ(アン・インジェ役)
出典:JTBC公式サイト
スヨンの父
遠い異国の地で寂しいと感じる暇もなく、忙しく働く人生だった。
インジェが孤独を感じる瞬間は、数ヶ月に一度家に帰った時だった。
とても恋しい家族で家だったのに、不思議なことに、その家の中で自分は異物のような存在だった。
家族が言うことも、会話も、思春期を過ぎて成長していく子供たちとも馴染めなかった。
それにもかかわらず、自分の人生すべてを家族に捧げた。
ユン・ユソン(ユン・ミソン役)
出典:JTBC公式サイト
ミギョンの母
若い頃は女優になりたかった。
でも、お金で悩む人生を送りたくなくて、デソンの熱烈なプロポーズを受け結婚することにした。
幸い、夫の天職はお金を稼ぐ事だったので一生お金の心配をすることはなくなった。
でも、寂しかった。
ストレスでシワかでき、今では会社に出勤するようにマッサージ店に通っている。
パク・ソングン(パク・デソン役)
出典:JTBC公式サイト
ミギョンの父
デソン建設代表。
口数が少なく、黙々と妻子を養う男。
生まれたばかりのミギョンと初めて向き合った時、デソンは熱い父性愛に目覚めた。
そして決心した。
何の役にも立たない優しい言葉より、紙幣を一枚でも多く握らせよう。
無能だった自分の父のように妻子に苦労させたくなくて仕事ばかりしていた。
今になって気付く。
ミギョンが欲しかったのは、何の役にも立たない優しい言葉だったと。